まいにちまいにち

日々を摘む。

文字と言葉

犬を抱いたご婦人が子守唄を歌っていた。

猫かわいがりなのが丸出しで微笑ましい。
ツヤツヤで穏やかな顔のロングコートダックスフントだった。11歳、6kgと聞いた。
レールの溝に脚を滑らせて以来、踏切を怖がって渡れないのだという。

「重いのよ〜暑いし」

こぼす言葉がかわいくて仕方ないのよ〜に聞こえた。