まいにちまいにち

日々を摘む。

うちの地元の喫茶リアス

地元のおじさんがたむろする喫茶店には特徴がある。

まず、店主が実際の年齢より若く見える美人で話し上手である。

インテリアは昭和の喫茶店。

看板は床置きでコーヒー豆の会社が作ってくれるやつ。

色帯にアートコーヒーとかキーコーヒーとか入ってるアレ。

そういう店が近所にあって、気になっていたので入ってみた。

 清潔とはいえないが、ナポリタンとキリマンジャロ、どちらも王道の美味しさだった。

 

地元のおじさんたちは息をするようにしょうもない冗談を言い、

 

鉄道の乗り換えについてそれぞれ個人的な好みを披露したあと、

町の開発についてあそこはどうだここはどうだと話し、

 

誰かが一万円札しかなければ誰かが千円札を出し、1人ずつ来ては1人ずつ帰っていく。

そのたびに店主というよりママと呼びたくなる女性が外まで見送っていた。

喫茶店型スナックである。

 

ちょっと通ってみようと思った。