まいにちまいにち

日々を摘む。

しょうがない

海南鶏飯風炊き込みごはんの素が出てきた。裏返すと賞味期限が迫っている。

他に特に食べたいものも食べなければならない食材もないので炊くことにした。

パックから出すと、レトルト独特のにおいが鼻をつく。

生姜ないのでポッカレモン少しと余っていた玉ねぎをスライスして一緒に炊き込んだ。

大正解。青臭い葉っぱが似合う味。パクチーがほしい。

サイコパスである

昨日見た「ぬるい毒」はサイコパスと出会ってしまった女の話だ。

先週読んだ伊坂幸太郎の新刊「死神の浮力」もサイコパスに立ち向かう話だった。

死神の精度 (文春文庫)」と同じ設定で「千葉」と名乗る死神が登場するが、

オムニバスではなく一つの長編でグイグイ引き込む。

 

小説を読みながら無意識に結末を予想してしまうのは悪い癖だ。

しかし拙い予想に少しも当てはまらない驚くような結末だった。

ものすごく面白くて伊坂幸太郎らしい小説。オススメである。

「私の人生は23歳で決まる」

紀伊國屋ホール本谷有希子原作、吉田大八脚本・演出の「ぬるい毒」。

出演は夏菜、池松壮亮ほか。

本谷らしく、イタい女性の“恥”と“自我”をえぐる物語だった。

不安定な印象の夏菜の表情と池松のねっとりした喉声が役に合っていた。

 

いま思い出した。23歳という年齢にこだわったのは本谷自身のエピソードだったか。

休刊になった雑誌「本人」で連載されていた私小説「ほんたにちゃん (本人本 3)」で、

23歳で作家活動をはじめたと読んだ覚えがある。

 

ところで「東京ゴミ女」や「ヴァイブレータ」「恋する日曜日」を撮った廣木隆一監督は

女性の弱さ、滑稽さを知り尽くして驚くほど的確に表現する監督だと思うのだけど、

「ぬるい毒」を映画化するならぜひ廣木監督に手がけてほしいと思った。

 

同じ理由で木嶋佳苗の半生も廣木監督に映画化してほしい。

 

おうどんと日本酒

美味しいおうどんを食べた。
あだ名がうどんになるほどのうどんフリークが通い詰めているので気になっていた。
たまたま居合わせたうどんさんに一口もらった王祿という日本酒もめちゃくちゃ豊潤で美味しかった。
確かにこれは通う。

インザベッド

後期試験の解答用紙を教卓に提出するとき、レポートがあることを黒板で知らされた。
この単位に卒業がかかっているんじゃなかったか。
レポートの準備をするため、試験後飲みに行く約束をしていた友人を家で待たせる。

課題は試験会場の各教室に一問ずつ書いてあったのか。
もう夕方。いまから一つずつ回っていたら間に合わないかもしれない。

とりあえず名前と学籍番号を書いたが、信じられないレベルで全ての字を間違えて真っ黒に。
友人に電話して課題を教えてもらうことを思いつくが、そもそも誰が国際取引法Aをとっていたか思い出せず、頭を抱えていた。
そうだ国際取引法Aというマニアックな授業だった。

なぜかあらわれた教授の家のキッチンの写真は汚れている部分をぼかしてあった。
もう一枚あったが、内容はもう覚えていない。

久しぶりに夢を見た。