まいにちまいにち

日々を摘む。

大きらいなアレッキング

5時起きで天上山へ。

往復4時間半と聞いて内心ウンザリした(実際は4時間弱だった)。

登山やトレッキングは苦しいので大きらいなんです。ちなみにマラソンはもっときらいです。

 

上り始めて1時間。ずっと急な段差。これだよ。つらい。ひたすらつらい。帰りたい。

トレッキングにノリノリだった連れの顔が青くなり、歩みがノロくなってきた。

逆に及び腰の私はイキイキして見えたらしい。さっさと終わらせたいからにほかならない。

上ったら下りるしかないのが登山だ。つらい。

 

急な傾斜を上りきったら後はほぼ緩やかな坂だった。

島の漁師たちが豊漁を願って通った聖域や、不動様、竜神の池などがあり、面白い。

上のほうは低木で見晴らしがいい…はずだったのだが、ガスっていて何も見えない。

さらに表砂漠をこえ、山頂に近づくと歩けないほどの暴風。暴風に次ぐ暴風。

ビシバシと頬を叩く暴れ髪を全て留め、冷たいミストでビショビショの我々の登頂記念写真は、

往年のwinkくらい無表情だった。よく言いすぎた。本当は長州小力みたいだった。

 

下山し、5分でシャワーを浴び、ビールを買い、快晴の砂浜を眺めながらお弁当。

船の時間が迫っていて砂浜でゆっくりできなかったのが心残りだ。

次に来ることがあればもっとゆっくり砂浜を満喫したい。

 

帰りの船で島の紹介ビデオを見て、次は八丈島と青ヶ島に行きたくなった。

八丈島には光るキノコが群生しているらしい。見てみたい。

ただし、山を登る必要がなければの話だ。