まいにちまいにち

日々を摘む。

晩ごはんお店セレクションズカップ

晩ごはんめんどくさいなーと考えながらふらふらしていたら、

黒板に定食メニューを書くおじさんを見かけた。

 

その食堂とも喫茶店ともつかないお店に入ってみた。

渋谷のカラオケ館の臭いがした。宮益坂にあるほうね。

引き返したかったが迷っているうちに水が出てきてしまった。

 

定食を選ぼうとするも、メニューの上を目が滑る滑る。

つうかメニュー汚なっ。これ何の黒? ねえこれ何の茶色? この赤は?

しぶしぶ、ハムカツとコーヒー。最小限のリスクで。味のことは忘れたい。

 

おじさん一人でやってるらしい。レジに来ない。

あと10円が足りず謝りながら万札を出すと、仏頂面で「細かいのない?」。

わかるよ。気持ちは。まだ開店したばっかりの時間だしね。

けど、あったら出すわ。小銭温存しないよ。タヒチ戦のスペインかっつーの。

この日は勝ち点ゼロだった。